続・介護の現在進行形
“老い”を生きる、ってどういう感覚なんだろう。 “老いの不自由”を支えるって、どういうことなんだろう。“老いても地域で暮らす”って、難しいのかな。
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『ケアってなんだろう』を読む ‐5‐
らしくなってきましたね、
今年の梅雨。
雨が降る日もないとダメなんですが、
外勤だと雨はちょっとうっとおしいですね。
車で移動ならいいんでしょうが、
うちの事業所はもっぱら自転車なんで、
出かけ前に空とにらめっこしてることが多いです。

さて、今日は『ケアってなんだろう』の
145ページ、146ページです。
出口泰靖さんとの対談部分で、

小澤さん:(中略)一言でいえば具体性です。
     その具体性は人それぞれ、家族それぞれで違う。
     相手の顔を見て、
     その方がほんとうにできることを
     見つけてお願いする。
     「もうちょっとやさしくしてあげて」
     「もうちょっと連れ合いを手助けしてあげて」
     と言うだけではうまくいかないのですよ。
出口さん:どこどこにおいしいお店があるよ、
     というレベルの具体性ですね。

出口さんが“おいしいお店”の話をされたのは、
小澤さんが以前に広島の老健で施設長をされていた時に
「あの海辺のドライブインに行ったら
 お母さんが長年住み慣れた、
 あなたも生まれ育った島が見える。
 あの店は焼き牡蠣も食わせるけれども、
 案外ラーメンもうまいよ」
と、観光案内所のように具体的に家族に言われ、
そうしたことが家族のケアのヒントになった
という件があったからです。

具体的な話、それもその方にとって
グッと寄った話を見つけていくことは
とても大切なことだと思うんです。
いくら具体的な細かな話でも
個別性がなかったり、
聞く側に興味のない話だと
「何を細々としゃべってるの?」
ってなりますもんね。

“たぶん○○だろう”というレベルに終らずに、
“実際に○○だった”というレベルに深めることは
ひょっとしたらほんのちょっとの手間で終ることも
あるんだろうけど、
なかなかそこができない。
でも、それをすることで
結果はちょっと以上に変わるかもしれない。
要は、するかしないか、ですね。
ほんのちょっとのこと、と切り捨てずに
できるかどうか。

ケアだけの話じゃないけれど、
たとえば、5秒を大切にできるかどうか
という話を僕はよくします。
5秒って結構あるんですよね、実際には。
「○○さん」と声をかけて
その方の表情を確認できたりする。
でも5秒をおろそかにして、
声のかけっぱなしに終ると
ケアはなかなか成り立っていかない。
うまくいってるようで
大事なもんを見落としていたりする。

人が足らんから、
時間に追われてるから、
という言い訳をまったく言うな、とは思わないけど、
(実際はとっても大変だしねぇ)
でも、そればっかりで
やることもきっちりしないのはあきません。

なんとなく、ではなくて
少し突っ込んで知る、感じ取る、読み取る。
ケアに求められる姿勢だと思います。

テーマ:福祉関連のおすすめ本 - ジャンル:福祉・ボランティア

【2006/07/06 23:35】 | 認知症 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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